flower border

Pianist 早川奈穂子 Official Blog

harmonie des fleurs * ハナのハーモニー

ピアノマニアさんたちの会合。

Categoryart * 芸術 instrument * 楽器
先日はまた素敵な出逢い。
先月のワルシャワでのショパン国際ピリオド楽器コンクールで第2位を受賞された
ピアニストの川口成彦さんとお目にかかれました。
私がレコーディングプロジェクトで使用させて頂いている
イギリス人さんのピアノコレクションを試弾されに遊びに来られたのでした(*ˊᵕˋ*)
フォルテピアノのスペシャリストとして現在オランダに在住、
ヨーロッパ各国でご活躍中です。


his facebook
https://www.facebook.com/naruhiko.kawaguchi



Longman and Broderip 1785

 
お部屋に入るやいなや、「わぁ~ ♡」と目を輝かせて5秒で弾き始められました(笑)(o^^o)
ピアノや音楽、そしてピリオド楽器が純粋に大好きな方とまた出逢えてとても嬉しいです。
とてもマニアックな(笑)会話がとめどなく繰り広げられました。

オーナーさんも調律師さんも川口さんも、
みなさんピュアな好奇心でランランとピアノのお話される様子が
なんとも私も幸せです。( *ˊᵕˋ)


Erard 1875

 
コンクールで使用された楽器との違いや、その他のプレイエルのお話もたくさん伺え、
こちらのプレイエルもエラールもスクエアピアノもとても状態が良いと喜んでおられ、
たくさんのピリオド楽器を触っている方にそう言って頂けてオーナーさんも私も安心しました。
オーナーさんの普段の管理(除湿機,加湿器,湿度計がいくつもあります(笑))、ピアノ愛のお陰様です。
私が初めて伺った時のように、まだまだ居たい、帰りたくないご様子で帰ってゆかれました(*ˊᵕˋ*)(笑)

 7年前の私の初対面時の過去記事はこちら♪
  ① プレイエルを弾いて
  ② チェンバロとスクエアピアノを弾いて
  ③ エラールを弾いて

(コンクールのプレイエルは高音の鳴りがもっと速かったそうです。
こちらのプレイエルは速いパッセージも少しゆっくり目に弾いてあげなければ1音が綺麗に鳴りきりません。
オーナーさんは、それがピリオド楽器達の特徴だから変えたくないそう。
楽器の個性も色々なのですが、コンクールのピアノは調整で鳴りやすくされていたのではないか。。?とのこと。
確かにディーナ・ヨッフェ先生もレッスン時、ショパンの曲に関して現代はみんな速く弾きすぎると仰っておられました。
(その後雑誌でも、第1位でいらしたトマシュリッテルさん(モスクワ音楽院で古楽器を専攻)が
コンクールのピアノは音が大きすぎる印象だったと仰っておられるのを拝見しました。)

でもどんな鳴り方・タイミングが正解か、誰も解らないのがピリオド楽器。
私達演奏者は楽器を尊重し、それぞれの楽器に合わせるのみです。(*ˊᵕˋ*))



せっかく調律もしていただいたので夜は少しだけ
またプレイエルでレコーディングしました。

こちらのプレイエルは、イギリスに残っているショパンの使用したプレイエルや、
ベートーヴェン所有のピアノ、またイギリス王室所有のピアノを修復している
David Winstonさんにより修復されたプレイエルです。
ヨーロッパで修復家として最も信頼されている方のお1人だそう。。
(オーナーさんも川口さんもヨーロッパの修復師さんのお名前も色々よくご存知で、私はついていけません(笑))
その方とオーナーさんのご意向により、塗装も塗り替えたりせず修復も最小限で、
オリジナルの素材・方法を残すように、
また現代ピアノの音感覚で作り変えられないように維持されています。

私はこの1年半自由に弾かせていただき、レコーディング作業を通して
ようやく身体に馴染んで来たかな?という所。
このチャーミングな楽器をご紹介出来るように、
早くCDが出来上がるようがんばりたいです。



ショパンが好きなだけで運ばれてくる様々な音楽的ご縁に本当に感謝。
帰られた後はピアノも、特にスクエアピアノがとても喜んでいる様に見えました。
そういえばスクエアピアノは私はあんまり弾いてあげていなかった。。(o^^o)

ピリオド楽器は鳴らし方が繊細で特殊なので、パワフルに弾きたいピアニストさんは好まない方も多くいらっしゃいます。
プレイエル達は本当に、話をじっくり聴きながらピアノと会話をするような楽器に感じています。
ピリオドピアノを愛してくれる人がまたいらしてくれて
ピアノ達もさぞ嬉しかったことでしょう ♡

 
 
1840年代のプレイエルに出逢ってから感じたことは
フォルテピアノと現代ピアノの中間のピアノを愛する方達は
私の元々の好みと似通っている方が多いことでした。
演奏の仕方もタッチの方法、耳の聴き方、
個人的に素敵だなと思うピアニストさんも、その世界にたくさんいらっしゃいました。
ピリオド楽器もモダン楽器も弾き、またソロのだけでなくアンサンブルもよくされている方が多いのも特徴的に思います。
相手を聴く、その方(楽器)が持っているキャラクターを生かす方法で演奏する、
というアンサンブルの特質が、プレイエルの性質そのもので、また生き方にも繋がり、
楽器から何かを学ぶ度にとても温かい気持ちになります。⁎ˇ◡ˇ⁎
私自身、元々スタインウェイよりもどちらかと言うとベーゼンドルファーの音作りが好きだった事も
その世界へと繋がっていました。
(スタインウェイももちろん好きですが(o^^o))

自分がしっくりくる世界に出会え、録音の機会を頂けてとても光栄です。
この親密な音の世界がお好きなどなたかにお届けできるように
勉強を続け焦らずじっくり作りたいと思います。
 

Pleyel 1845
CDを頂きました。

川口さんがご活躍のコンクールの様子は今音楽雑誌やYouTubeでも拝読、視聴できますが、
来週BSテレビでも特集番組もあるそうです🌱


【BS1スペシャル ~失われたショパンの音を求めて~】
密着!第一回ショパン国際ピリオド楽器コンクール(仮)

NHK BS1 2018年11月24日 19時~21時予定
http://www.documentaryjapan.com/topics/detail116.html

ピアノの詩人ショパンが奏でた音とはどんなものだったのか?
幻の音色が現代の若きマエストロたちによってよみがえる!

今年9月2日から14日までショパンの故郷ポーランド・ワルシャワで開催された第一回ショパン国際ピリオド楽器コンクール。最大の特徴は、ショパンの生きた時代に実際に使われていた約200年前のフォルテピアノ(ピリオド楽器)を演奏に使用すること。洗練された現代のピアノのように一筋縄ではいかないの楽器をいかに手懐け、ショパンのその魂に近づくのか?

Please click everyday ❤︎




20180831133525f6e.jpeg10月21日(日)
ひょうご森の日 プレコンサート
三木山森林公園音楽ホール
 
20180831133525f80.png11月11日(日)
オーケストラ・ノインテ 第26回定期演奏会(協奏曲ソリスト)
大東市サーティホール
 
* 関連記事 *
  • プレイエルを弾いて (2010/11/24)
  • ありがたき音響さん達♫ (2016/04/05)
  • 観月の会 (2008/09/16)
  • マイナスイオン (2013/06/11)
  • CFX (2012/03/15)

  • .find_in_page{background-color:#ffff00 !important;padding:0px;margin:0px;overflow:visible !important;}.findysel{background-color:#ff9632 !important;padding:0px;margin:0px;overflow:visible !important;}