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Pianist 早川奈穂子 Official Blog

harmonie des fleurs * ハナのハーモニー

譜読みする前に音楽を聴いたらダメ?

Categorytravail * お仕事 instruction * 指導
先週下書きして公開するのを忘れていました🌱
色々なお悩みメッセージ頂きました。
前回の「楽譜を読む」の記事の後、
音を聴くとお子さんがピアノに走って行ったと言うお声を
複数いただきました。良かったです♡(*ˊᵕˋ*)♡ ੈ
 

以下は私の意見ですが、
こちらもあくまで1人の人の意見と経験。
鵜呑みにせず、ご自身が感じて検証し、自身の身体に質問し
自身にとっての最適を順番に経験してゆくことが、
自分の音、自分の言葉を持つために大切ですので
そうしてくださいね☘️
 

ーーーーーー
 
子供たちに「譜読みする前に音楽を聴いたらダメ」は、
私自身は、考えれば考えるほどおかしく思えてなりません(*^^*)‬
机上のみの英語学習と状況が似ていませんでしょうか?

‪英語の実際のネイティブさんの会話の発音を聴かずに、紙面上でだけ、
発音記号を見ながら自分で読んで言えるようにならなくちゃダメ、と教えて、
英語を流暢に話せるようにはなりませんね、‬
‪あまりに遠回りすぎます(*^_^*)‬

音源に頼りすぎないのが良いのは
「既に楽譜だけを見て音の全てが聴こえてくる人」であり
まだ音楽脳ができていない子供たちはどんどん聴くべきだと思います。
音楽は立体的、空間的、時間的なものですので、
紙面上の2次元ではどうやっても表せないからです。

実際、様々な音楽をよく聴いている子達の方がどんどん伸びます。
教えなくとも掴めたり、ほんの少しの言葉での理解もとても早いです。
言葉にならないことも掴むことができます。
脳への音楽の経験量が違うので、当然のことだと思います。
様々な音、パターンを知っていると臨機応変にもなれるので、
違う方法を投げかけてもパニックにもならず、脳が凝り固まる事もありません。
 
そして、音源を聴いても、私は学生の頃からいつも、
音を聴くと同時に、自分が弾きたい別の表現方法が頭の中で同時に鳴るので
その演奏者の影響を受けることも特にありませんでした。
どなたかの演奏を聴いていても音の素材のみを聴き、
その音そのものが求める音を自分なりにいつも同時に感じるからです。
新作であっても、コンサート会場で聴く知らない曲であっても同じです。
言葉と同じく、音そのものが既に意志を持ち、
音楽は構成を持っているからだと思います。

 
たくさんの言葉・概念を知っていたら、1人の人の言葉を聞いたからと鵜呑みにする事がなく根本の真理を別の角度から感じるように、
1つの演奏を聴いてもその通りに鵜呑みにはせず自分なりの意見が湧くようになるのは、
たくさん他の事例・音楽を知っていて
個人の思考や感覚があるからですよね。⁎ˇ◡ˇ⁎

音源を聴いても何も支障はないと思います。
確かに、楽譜からそれ過ぎている音源もあります。
また、自由に聞こえても、実はルールや対位点を外していない演奏もあります。
その事についても対話ができるので、
むしろ聴かないことの方が耳の経験が乏しくなり、
レッスンの時に先生「のみの」価値観に染まってしまったり、
いつも先生を崇拝し、その先生の価値観以外の演奏を受け付けなくなる支障があると思います。
本当に言語や思考と同じですね。(*^^*)

子供たちには、弾くピアノ曲だけでなく、良い音楽、オーケストラ、オペラ、歌曲、
たくさん聴かせてあげてほしいです☘️

演奏家になっている人、音楽脳を持っている人は、
小さな頃に家で常に音楽が流れていたり、何度もコンサートへ行ったり、
レコードやCDが壊れるほど聴いた時期があるものです。
そうして空間と時間を持った音楽脳が
心と繋がりながら自然に形成されてゆきます。

最初真似をしてしまったならそれもそれで何も問題なく
これも言葉と同じく成長の段階の1つですよね🌱
自分のものにしてしまえば表現の材料として身体に取り込まれ、楽譜を確認してそこで発見や感動もでき、また違う方法でアウトプットできる選択肢が増えます。

子どもが聴きたがる、欲する、
それに任せていれば「音楽脳」の発達も自然に流れます。
人はすぐに楽をしたがります。
そちらもとても大切な本能であり、
効率の良い方法を脳が探しているからですネ。
 
音楽は、立体的、空間的、時間的なもの。
止まらない流れと共に身体に入るもの。
その音の空間の隙間に、心が伴っているもの。
楽譜はあくまで「作曲家にとっても不十分で書ききれないメモ」であり、
作曲家にとっても、先に身体に音が流れていて
後で書き留めたもの。

その当たり前の順番を変えずに経験することは
音楽脳の形成にとても大切なことだと思います。
 
小さな頃の「身体的な音楽との出会い」が
紙の2次元からになってしまいませんように。⁎ˇ◡ˇ⁎




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20180831133525f6e.jpeg10月21日(日)
ひょうご森の日 プレコンサート
三木山森林公園音楽ホール
 
20180831133525f80.png11月11日(日)
オーケストラ・ノインテ 第26回定期演奏会(協奏曲ソリスト)
大東市サーティホール
 
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