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Pianist 早川奈穂子 Official Blog

harmonie des fleurs * ハナのハーモニー

被爆のマリアに捧げる賛歌

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今日は清水先生の所の合唱♩
今年最後の練習で茶話会もありました(o^-^o) 🍰
ごちそうさまでした♡
 
ご紹介させて頂いた曲を先生が採用して下さって、
先週からEric Colon(エリック・コロン)先生作曲のAve Mariaを練習しています。:°ஐ*
和声がとっても美しくて、皆さんのお声も自然に深くなられます。


少し暗いひんやりした教会の空気、蝋燭、
お祈りで心が1点に集中する感覚、体の周りの空気の鎮まり、
天への賛美や光、悔や捧・・・。
それらが転調や拍子の変化で、天使祝詞にぴったりと寄り添い、肌の感覚で感じられます。
 
清水先生のご指導も、いつも丁寧に音や響きをとられ、
ラテン語の長母音や短母音、子音、その為の舌の位置、同じ音符の音価の違い、
いつも細かく深く指導してくださいます。
先生がスッとしたクリアな声で歌われると、
ワルシャワの教会でのミサで聴きました、
まっすぐな声の旋律と後から追いかけるように降ってくる響きのシャワーを思い出しました。
 
楽曲にはソロ部分もありますが、こちらの合唱団には二期会のソプラノ歌手さんも在籍されていて、
いつも楽譜に忠実に誠実に、美しく歌われる合唱グループで、
また合わさるのが楽しみです(o^-^o)
 

さて、このAve Mariaは、長崎の浦上天主堂で被曝したマリア像に捧げられた賛歌です。
「被爆のマリアのための」とタイトルが付けられた経緯は、
ご令嬢のソプラノ歌手えりかコロンさんのホームページに詳しくあります。
http://www.erikacolon.com/maria.html

『4月のとある夜、彼女は夢の中で作曲家の父に「マリア賛歌を作って」と頼んだ。
驚いたことに翌朝、父は出来上がったばかりの譜面を娘に手渡した。
彼女はそれを見て、この歌を「被爆のマリア」に捧げることを願った。
彼女が浦上天主堂で「被爆のマリア像」と出会って丁度1年後の2001年9月、
同じ天主堂の大聖堂で「被爆のマリアに捧げる賛歌」が奉納された。』

 
 
個人的に、浦上天主堂は、私が中学生の時の美術の時間、
「切り絵」を製作する為に選んだ建物でした。
細かい作業で大変でしたが、修学旅行で購入した写真を見ながら数ヶ月掘り続け、その姿は細部まで印象に残っています。
そして高校の修学旅行でまた訪れ、こちらの教会でミサに預かりました。

また、以前長崎の被曝楠の木を訪れ、その「木の穴」を何気なく覗いた時、
とても深い悲しみのような、、シーンとした傷のような空気を感じて、
心臓がすくむ様にびっくりしたことがありました。
当時のブログを見ると、一番印象に残っているのに私はその事を書いていなくて。。
ショックだったのでしょうか。

被爆しても生きている楠木なんて、とても力強いのかと思っていました。
でもそのような空気を感じ、楠木はたくさんの命が消えることも見続けてきたことを、
走馬灯のように?思ったのでした。
木に感情があるなんて、、おかしな話だけれど、
この時感じた心はなんだか忘れられません。

 
そのような後、今年にこの歌を存じ上げました時、それらの記憶が繋がると共に
とても音が染み込み、癒される思いがしたのでした。


そんなエピソード達はさておきましても、純粋に美しい曲です。
合唱団ではAve Mariaの作品をちょうど探していらっしゃり、
こうして巡り巡って皆様にご紹介できましたことがなんだか嬉しいです。(o^-^o)


 

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