打たれ強くなるピアノ
ちょっと変わった(笑)職人さんたち、調律師さん。私はいつも調律師さんとお話しするのがとても好きです♡ そして年々どんどん「打たれ強く」なってゆく現代ピアノ。おもしろいなぁ。どこまでゆくのかな?予選でもフォルテで音が潰れてしまう方もいらっしゃいましたが、調律でも助けられるのですね。それはでも、良いのかどうか??(๑˃̵ᴗ˂̵๑)あまり簡単に「鳴る」ピアノが増えると、演奏者の耳と感覚を鈍感にさせてしまいますね。CF...
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古楽器、ショパンの聴いていた音を探して
素晴らしい♡ルネサンスやバロック・古典の後にショパンの音楽は生まれた、その経路・楽器をたどると、1830~40年代のプレイエルの楽器やその楽器で作られた音楽たちに、チェンバロを弾く時の価値観が残っている事をとても感じます。かと言って、そのプレイエルは古典までのピアノとは大きく違い、1860年以降のプレイエル含む近現代のピアノとも大きく違い。ショパンの時代のプレイエルは、その中間の時代の、とても独特な味を持つピ...
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フォルテピアノの魅力。
今週は、川口成彦さんのご師匠さんでもあられる小倉貴久子さんが夫の楽器を試弾においでになられました☘️ベルギーのブルージュ国際古楽コンクールで優勝されておられる、フォルテピアノの第一人者です。プレイエルやエラールへたくさんのお話や情報、アドバイスをまっすぐにご誠実に頂けて、本当に感謝でした💕 お昼のいずみホールでのコンサートでは、1820年製のナネッテ・シュトライヒャーでの月光の第1音に心が震え、涙が出まし...
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ピアノマニアさんたちの会合。
先日はまた素敵な出逢い。先月のワルシャワでのショパン国際ピリオド楽器コンクールで第2位を受賞されたピアニストの川口成彦さんとお目にかかれました。私がレコーディングプロジェクトで使用させて頂いているイギリス人さんのピアノコレクションを試弾されに遊びに来られたのでした(*ˊᵕˋ*)フォルテピアノのスペシャリストとして現在オランダに在住、ヨーロッパ各国でご活躍中です。his facebook https://www.facebook.com/naruhi...
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黙って聴いている
とある場の管理者さんに、「新しいピアノは毎日学生を呼んでガンガン鳴らした方がよいですか?」とご質問を頂きました☘️ 確かに、鳴らした方が楽器はよく鳴りますが、ただ、いつも「ガンガン」と弾かれているピアノは、音はよく鳴るようになるのですが、鍵盤の中のタッチの調節があまり効かないピアノになるので、どう弾いても同じ様な音のカラーになってしまいます。触るとすぐにポーンと鳴ってしまい、pp~mfの調節がしにくいの...
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ありがたき音響さん達♫
色々なジャンルの音楽を弾いた後は必ず耳とタッチの調整で基点へ。♪:*°ppで音に耳を澄まします。with セルゲイさん。公演内容やピアノの位置、また、学校の体育館など音楽ホールではない会場の場合は、ピアノの音を少しマイクで拾い、音響を調整していただけますが、その時の音作りは、その音響担当の方に任せられます。音の質、マイクのちょっとした距離や角度は、演奏と同じように担当の方によって全く違うものになりますので、音...
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古楽器のショパンコンチェルト♪
古楽器によるショパンのコンチェルト♪ by Yoffe先生♡ピアノはエラール。オーケストラが素朴な響きでおもしろいです。ピアノの音はやはりベーゼンに少し似ていますね。°ஐ*ある時の先生の来阪時のレッスンがたまたま古楽器のピアノでのレッスンとなり、ピアノによって打鍵を変えることを指摘していただいたことを思い出します。 ヨッフェ先生と初めて出逢ったのはモスクワ音楽院のセミナーでしたが、そういえばそれは偶然のことでし...
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ピアノ選び
今日はバロックザールへピアノの選定に伺いました。スタインウェイ2台と、ベーゼンドルファー。ベーゼンは、高音のタッチを丁度良いものにしてあげないと音が潰れてしまう様子だったので、弾きながら調節すると、澄んだ音に。。スタインウェイさんはどれだけ体重を乗せてもドンとしていらっしゃり、キラキラ、まんべんなく良く鳴りました。奥の2台で迷ったけれど、弾きに戻った時、音のじわじわに心打たれ涙が出そうになるのは、ベ...
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LE NUVOLE Opening Reception
今日はピアノサロンのオープニングレセプションにお招き頂きお伺いしました。阪急中津駅のベーゼンドルファーとスタインウェイを備えたサロン「LE NUVOLE di NAKATSU」 さんです。可動式音響パネルを備えた50~60席くらいの温かな雰囲気の会場。親密な距離感に、ウィーンのシューベルトの家にありましたコンサートサロンをなんとなく思い出しました。思いがけず、昔お世話になりました藤田先生や、音大の先生方、ピアニストの方々...
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ピアノ目線
生徒たちに音の振動のお話をしていて、こちらの記事を紹介したくなりました。^^音楽ライターの高坂はる香さんによる、スタイウェイの調律師さんインタビューです。ピアニストにとって、とても大切なことをおっしゃってくださっています。以下抜粋です。(全文は上のリンクで見て下さいネ。)今回のコンクール(調律)で本当に不運だったのは、イスラエル人作曲家による現代作品が、ピアノのイントネーションを損なうような書き方...
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Tuning
今日も暑いので、柑橘系でおもてなし。今日は調律Day♡いつも心地良く調整してくださってありがたいです。梅雨から夏にかけてのこの時期はよく断線しますが、どうにかもちました☆調音パネルを置いてから、弦が切れることが本当に減りました♪先日生徒さんも設置され、音も聴きやすくなったようで、良かったです ˇ◡ˇ本番の時には、いつも私の調律師さんから伺っている「ピアノ側の気持ち」それが、色々な視野を与えて下さいます。楽器...
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マイナスイオン
今日はお休み♪バレエに行きたいけれど、今日は練習にします。筋肉って、一度使うと使いたくなるみたいで、バレエもピアノと同じく、どんどんしたくなっちゃいます(^-^)最近はまたからっとしていて楽器が良く鳴ります。先日は、プラズマクラスターを追加しました。パソコンの横に、小さなプラズマクラスターをおいていたのですが、その横に置いたお花だけがもちが長く、葉の色が良く、全体的に瑞々しくプリンっとしていて・・・マイ...
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ハンマー
昨日まで3日間、ハンマー&鍵盤ブッシングの交換をしていただいていました。人間で言うと・・まゆげより上がない状態??もう弾きすぎて、つぶれてしまっていて、他にも色々な所が擦り減っていたので、リニューアルです。最後の日は、春になったからか、最後に良い音を出してくれましてふとお別れがさみしくなりました。たくさんの本番を共にした約10年、ありがとうさんでした。からっぽ。最初2日は、鍵盤がまるごと運び出されてい...
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CFX
今日は調律師さんの御案内で、コンサートグランド「CFX」を試弾させていただきました。@ヤマハグランドサロン大阪こちらは近年新しく開発された、ヤマハのコンサート用ピアノです。2010年のショパン国際ピアノコンクールで公式ピアノとして使われていましたのでインターネット配信でその音色を初めて聴きまして、その「美音」に、びっくりしました。透明感と潤いのあるクリスタルな音質で、伸びる音が、なんとも言えない余韻とと...
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エラールを弾いて
さて~、 * プレイエルの日記 * チェンバロ&スクエアピアノの日記の続きです♪プレイエルで書き忘れましたが・・蓋の裏に、もう一つ薄く、蓋がついていて、その板だけ弦の上に蓋をすると、響きが倍増されてとても魅力的な響きになりました。ピアノの蓋は、音が鳴ることに役割があり、楽器の大切な一部です。オルゴールの小さな本体を、オルゴール箱に入れたら音が大きくふくよかになりますよね、あのような感じで、反響する...
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プレイエルを弾いて
さて続きです♪こちらがプレイエル。ショパンが愛したピアノです。プレイエルはよく「銀のような音色」と例えられますが、まさにそう、少しくすんだような、もやがかかったような音です。貴金属や布で表現するなら、エラールが金やクリスタル、シフォン、プレイエルは銀、真珠、ベルベット・・・華やかで繊細、伸びのある水のような音のエラールと、少し控え目で丸みを帯びた、しっとり艶のある音のプレイエル・・・という感じがし...
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チェンバロとスクエアピアノを弾く
さて、もう先々週になってしまいましたが古楽器を弾き行きましたお話。元々は知り合いのピアニストさんのお父様がコンサートに行く途中に道端でお話したイギリス人さん・・という突然の御縁。彼がなんと4台も楽器を所有しているというので、お言葉に甘えてご両親と4人でおじゃましてきました♪イギリスからはるばる運ばれたそうです。1845年製のプレイエルと、同時代のエラール、スクエアピアノ、チェンバロ(クラウザン)...
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Lulajże Jezuniu
クリスマスでですね。ショパンのスケルツォ1番の中間部にも登場するポーランドのクリスマスキャロルです。去年のコンサートは当初スケルツォは全く考えていなかったのですが、クリスマスの時期に日が決まり、スケルツォ1番を入れないとショパンに申し訳ない気がして(笑)自動的に決定しました。プログラムは、日程や場所が自然に運んでくる曲というものがいつもあります。ベーゼンドルファーでスケルツォを...
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リラ
お元気ですか? ごぶさたです。今日は雨だけれどちょっと暖かかったです。春が近づくと、「リラの花」 (ラフマニノフ)をなんだか無性に聴きたくなります。小さな花や気持ちがたくさん咲き広がるようなあの音が、なんともいいですリラとは古代ギリシアの竪琴で、アポロやミューズの女神の持ち物とされています。このリラを模した左右対称の形が美しいリラピアノは19世紀のヨーロッパでは家具としても好まれていました。リラと言...
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観月の会
ちょっと涼しくなりましたね。紅茶が格段においしいですさて土曜日の京都での写真です。リハーサル中。調律師さんと共に。気温、湿度の変化の激しい外での調律は、調律師さんにとっては本当に大変な作業です。ピアノは左側が太陽であつくなっていましたがおかげ様で大きな狂いもなく無事ひけました。調律師さんは本当にありがたい存在です。^^でもショパンもベートーヴェンも、みんないつも調整されたピアノで作曲していたわけで...
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